岡崎
防火対象物点検と消防用設備点検の違いは?
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どちらも建物の安全を確保するために重要ですが、それぞれの目的や内容が異なります。

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防火対象物点検と消防用設備点検は、どちらも建物の安全を確保するために重要ですが、それぞれの目的や内容が異なります。以下に詳しく説明します。

消防用設備点検

目的: 消防用設備点検は、建物内の消防設備が正常に機能するかどうかを確認するための点検です。これには、消火器、火災報知器、避難設備などが含まれます。

点検内容:

  • 消火器: 消火器の設置場所、使用期限、圧力ゲージの確認など。
  • 火災報知器: 火災報知器の動作確認、バッテリーの状態確認など。
  • 避難設備: 避難経路の確保、避難誘導灯の点灯確認など。

頻度:

  • 機器点検: 6ヶ月に1回
  • 総合点検: 1年に1回

必要資格:

防火対象物点検

目的: 防火対象物点検は、建物全体の防火管理体制が適切に機能しているかを確認するための点検です。これは、主に防火管理のソフト面に焦点を当てています。

点検内容:

  • 防火管理体制: 防火管理者の選任状況、消防計画の作成と届出状況など。
  • 避難誘導: 避難経路の確保、避難訓練の実施状況など。
  • 防火設備の管理: 防火戸や避難口の管理状況、消火活動に支障のある物の有無など。

頻度:

  • 年1回

必要資格:

主な違い

  • 点検対象:
    • 消防用設備点検は、消火器や火災報知器などの「ハード面」の点検。
    • 防火対象物点検は、防火管理体制や避難誘導などの「ソフト面」の点検。
  • 点検内容:
    • 消防用設備点検は、設備の機能確認が主。
    • 防火対象物点検は、防火管理体制の確認が主。
  • 必要資格:
    • 消防用設備点検には、消防設備士や消防設備点検資格者が必要。
    • 防火対象物点検には、防火対象物点検資格者が必要。

これらの点検を定期的に行うことで、建物の防火安全を確保し、火災発生時に迅速かつ適切に対応できるようになります。